復旧進む熊本城大天守の内部を公開

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熊本地震からの復旧工事が行われている熊本城の大天守の内部の取材が許可され、再び大きな地震に見舞われても建物が傷むことがないよう施された耐震化の数々が公開されました。26日に公開されたのは大天守4階から6階にかけてです。まず6階、屋根の部分に地震の揺れを熱に変換する粘弾性ダンパーを12カ所に設置される予定です。粘弾性ダンパーとは地震の揺れを熱に変換しエネルギーを吸収するというもの。6階部分12カ所に設置され地震の揺れを軽減します。熊本城総合事務所の古賀丈晴さんは「基本的には柱、梁で耐震性はあるんですけど、それに力を吸収するためのダンパーを設置します。制震ダンパーですね」と話しました。

続いて5階部分では、もともと空洞だった柱と梁の部分を補強する鋳鉄でできた壁を見ることが出来ます。既存の建物と粘着させることにより耐震性能を高めます。耐震技術は建物外側の壁でも見られました。また、もともとあったコンクリートの壁の内側を13センチから15センチほど厚くして耐震性能を高めたということです。4階から6階にかけてはもともとあった建物の空洞部分を埋めたり壁を厚くするなどのして耐震性能を高めているということです。

熊本城総合事務所では熊本地震と同等の地震が起きても建物を傷めず、瓦が落ちないよう耐震化に取り組んでいるとしています。熊本城大天守の外観復旧は来年秋。小天守を含め中を観覧できるようになるのは3年後2021年春の予定です。