人手不足の解消に!花粉交配器

サガテレビ 地域

 受粉期間が3日ほどと短いキウイフルーツの受粉作業を手助けする器具を佐賀県佐賀市の企業が開発しました。

 この時期、受粉に追われる農家で活躍し、海外からも注目を集めています。

 佐賀県嬉野市塩田町の中島文二郎さんの農地では、1500㎡の敷地で40年前からキウイを栽培しています。

 キウイは花が3日ほどしかもたず、その間に受粉作業を終わらせなければならないため作業が短期間に集中し、人材確保が課題となっていました。

 このような農家の声を受けて、佐賀市で農産品の開発などを手がけるアグリが5年前に開発したのが花粉交配器です。

【アグリ・梶山正喜さん】

「いかに簡単に交配が出来るかということと、生産者が年配になっているということがあってなるべく力がいらないように」

【キウイ農家・中島文二郎さん】

「軽くて使い勝手が良い。時間的には3分の2くらい(短縮)」

 この花粉交配器を使うと手作業のときに比べ、作業時間がおよそ7割も短くなったといいます。

 また、花粉は20グラム2万円しますが、花粉を希釈して赤く染めるため受粉したところが一目で分かり、中島さんの畑では

使用量が半分ほどになったということです。

【アグリ・梶山正喜技術長】

「雨が降っていると受粉が出来ないですけど、これを使うと風と花粉が一緒に吹き出すので小雨でも出来る。日本だけでなくヨーロッパあたりからも注文がくる」

 交配器は、キウイのほか、リンゴやナシなど受粉作業が必要な果物に使うことができ、今後農家の人手不足解消の一翼を担う存在になりそうです。