地上イージス配備「最適候補地」秋田市の陸上自衛隊演習場を 秋田県知事と秋田県議が視察

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地上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の配備が検討されている秋田市の陸上自衛隊新屋演習場を29日、秋田県の佐竹知事や秋田県議会議員らが視察した。

防衛省は 秋田市の陸上自衛隊新屋演習場を「イージス・アショア」配備の「最適候補地」とし、住民説明会を開いたほか、小野寺防衛大臣が県庁を訪れ、県や秋田市に対し配備に理解を求めてきた。その一方で、防衛省は演習場の地質や測量調査を行う業者を決めるための入札をすでに公告している。こうした防衛省の対応に対し、秋田県の佐竹知事は「住宅地に近い場所が最適候補地とされているのは疑問だ」としたほか、秋田市の穂積市長は、住民説明会からわずか4日後に調査の入札を公告したことを批判するなど、関係者から反発の声が上がっている。

視察に向かう佐竹知事は、「風車の中からどれだけ見通せるか、逆に風車から見通せるかどうかその辺が視察ポイント」と話した。

視察は佐竹知事や県議会議員39人が参加し、約1時間演習場内をバスで回りながら、東北防衛局の深澤局長や防衛省の職員から説明を受けた。演習場内は最大約20メートルの高低差があり、住宅地を背にして、海に向かって傾斜している。海側の見通しは良いものの、住宅地は場内からほとんど確認できないという。

視察を終えた佐竹知事は、一定の手ごたえをのぞかせたものの住民の安全性には疑問が残るとした。また視察した議員は、「住宅地までの緩衝地帯はないという印象を受けた。どこにどういう施設が配置されるかわかれば判断材料になるが、いまのところはなんとも言えない」と話した。

防衛省は演習場の調査開始前に調査内容を住民にも詳細に説明するとしている。