冬場のカラス 住民の悩みとは

富山テレビ カテゴリ:地域

砺波市の市街地では毎日、日が沈む頃にカラスが集まり、住民を悩ませています。かつてこの地区では

一度数が減ったというカラス。なぜまた集まってきたのでしょうか。

砺波市の市街地…。国道が通る出町地区です。夕暮れ時、空を見上げると・・・。

カラスが空を覆うように集団で次々と飛んできました。さらに日が沈む頃には。

電線の上には、およそ200メートルに渡り、カラスが集まっていて、怖さも感じます。そして・・・。

出町地区の自治振興会によると、このカラスは5、6年ほど前から国道沿いなどに集まるようになり、多くの住民を悩ませているといいます。この日も午後4時半には、わずかにしか見られなかったカラスが、その後、次々と群れで訪れ、1時間も経たないうちに市街地がカラスの「ねぐら」と化していました。

実は地区でも対策に乗り出しています。2015年には市も協力して、カラスの 「追い払い行動」を開始。

竹で地面を叩いて音で威嚇したり、LEDライトを当てるなど地区の住民が一斉に行動しました。

出町地区の31ある町内のうち10の町内の住民が一斉に行動を起こした結果、市の調査ではカラスの飛来数が半数にまで減ったといいます。しかし、おととしを最後に一斉の追い払い行動を終えると、再びカラスは増加しました。今月12日、出町地区を訪れたのはカラスの生態に詳しく撃退品の開発も手掛ける上市町の佐々木等さんです。ちなみにこちらが佐々木さんたちが10年以上前に開発したカラスの撃退品。カラスが怖がる乱光線を反射することでカラスが逃げていくといいます。しかし、こうした道具も「継続して」使わないと根本的な解決にはつながらないということです。ところで、自治体のカラス対策では、県内では富山市がふん害などの被害を防ぐため、カラスへの餌やりを禁止する条例を県内で初めて制定しようとしていて、来月の市議会で、その条例案が提出される予定です。しかし、出町地区のある砺波市では富山市とは都市環境も違うとして、抜本的な解決策を見い出せずにいます。住民を悩ますカラス被害。いまのところ画期的な対策がないだけに、カラスを遠ざけるには根気強さが必要というほかありません。