公共工事の便宜図る見返りに業者から現金30万円受け取る… 熊本県・玉東町の元建設課長(55)に有罪判決

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道路工事で地元業者に便宜を図った見返りに現金を受け取った罪に問われた玉東町の元建設課長清田良一被告(55)に熊本地裁は15日、懲役1年6カ月(執行猶予3年)の判決を言い渡しました。おととし4月、町が発注した道路維持工事で、すでに有罪判決を受けた地元業者が受注できるように便宜を図った見返りに、業者から現金30万円を受け取った収賄の罪に問われています。裁判で同被告は「私的な金の貸し借りだった」と起訴内容を否認。これに対し検察は「贈賄側の業者に町の公共工事を随意契約で受注させるなどの便宜を図る見返りに現金を要求し受け取った」と指摘し、懲役1年6カ月を求刑していました。熊本地裁の西﨑健児裁判官は判決で「30万円は賄賂であったと認められる」と収賄罪の成立を認定。「賄賂を要求して現金を受け取ったことは悪質な犯行で公務員の信頼を著しく損なう」と述べました。同被告はおととし10月に逮捕されたあと休職中で、玉東町は「裁判の内容を重く受け止め、当事者の意思確認のあと(処分の)手続きを行う」としています。