九州新幹線長崎ルート 国「協議入りを」佐賀県「慎重に回答いただけると思ったが…」

カテゴリ:地域

九州新幹線長崎ルートの問題で国土交通省は、12日県から出された質問書に対する回答書を14日返しました。

このなかで国は協議入りのめどが立たない現状を「忸怩(じくじ)たる思い」としていて、慎重に協議をしたいとする県と速やかに議論を進めたいとする国、双方の意識の違いが改めて浮き彫りとなりました。

新幹線長崎ルートのフル規格整備に強く反発する県は、今後の協議のあり方について国交省と事務レベルでの話し合いをしています。県は12日午後1時ごろ国交省に対し、「フル規格を実現するための協議ではないこと」など、再確認を含め12の質問を記した文書をメールで送っていました。

これに対し国交省は14日午前9時半すぎ、回答書をメールで県に送付。このなかで国交省は「フル規格以外も含む5つの整備方式をフラットに並べ真摯に議論する」ことや、「フル規格へ議論を誘導する考えはない」と回答しました。また、「佐賀県が合意しない限り事業は前に進まない」という確認に対しては「その通りと考える」と記されています。

一方で、「大臣・知事会談から2カ月以上も経過し、いまだに事務的な調整が続いていることに忸怩たる思い」と速やかな協議入りを求めています。

赤羽大臣の閣議後会見:「丁寧にやりたいと。丁寧にやるために協議に入ってご意見を聴きたいと」

山口知事:「慎重に回答いただけると思ったのですが、早いなと」

県が質問書を送る方針を公表してから送付するまで20日間ほどかけたのに対し、国交省はわずか2日での回答と、双方の意識の違いが浮き彫りになっています。