反発も… 日田彦山線復旧会議 JR九州が「BRT」修正案を提示 自治体間に温度差

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3年前の豪雨で被災、一部が不通となっているJR日田彦山線です。

JR九州は12日に開かれた復旧会議の中で、バス高速輸送システムBRTの修正案を提示しました。

今後、この案を軸に議論が加速する見通しですが、鉄道での復旧を求める自治体が激しく反発しています。

【記者】

「日田彦山線の復旧会議が開かれる日田市のホテルです。その目の前では鉄道での復旧を求める人たちが集会を開いています」

【添田町民】

「本当に鉄道がないと困るので、ともかく災害でこうなったんだから、ちゃんと災害復旧してください」

【東峰村の住民】

「せっかく本当に頑張って日田彦山線を守ってきたのに、それを災害だからって廃線にするのはもう言語道断です」

【記者】

「鉄道での復旧を求めますか?」

【東峰村 渋谷博昭村長】

「もちろんです、我々はそれしかありませんので」

10ヶ月ぶりに開かれたJR日田彦山線の復旧会議。

JR九州は、この中でこれまでに沿線自治体に提示してきた「鉄道」と「路線バス」、それにバス高速輸送システム「BRT」の3つの案の中で、BRTの利便性を高めた修正案を新たに示しました。

JRが示したBRTの修正案では、住民が便利な場所に新たに停留所を設けるほか、添田駅、夜明駅、日田駅で鉄道との接続強化を図るとしています。

このJR側の説明に対し、福岡・大分の両知事と沿線自治体の添田町、日田市のトップは一定の理解を示しましたが、東峰村の渋谷村長は強く反発。

鉄道復旧に必要な費用はJRが試算している56億円もかからず、およそ17億円で可能という村独自の試算を公表し、改めて鉄道での復旧を求めました。

会議後の会見では、自治体の温度差が際立つ形となりました。

【福岡県 小川知事】

「JR九州におかれましては、引き続き住民の皆様と意見交換していただいて(今日提示した案を)もっともっと具体的にして頂きたい」

【添田町 寺西町長】

「住民の皆さんに説明できる一つの案だったと思うので、我々はまた持ち帰って意見を聞きたいと思っている」

【東峰村 渋谷村長】

「結論から先に言わせて頂きますと、本日の復旧会議東峰村、それから添田町、日田市の鉄道での復旧を求める人たちの声が切り捨てられた会議であったと私は思います」