新型コロナ感染者ゼロの秋田で早くも臨戦態勢 クルーズ船最多の2020年度へ 港湾関係者が連携確認

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 感染拡大が続く新型コロナウイルスは、秋田県内でも他人事ではない。2020年度には海外から直接の入港を含むクルーズ船が過去最多の寄港となる見通しで、港の関係者が12日、秋田県庁に集まり対応を協議した。

 2020年度、秋田県内3つの港にはクルーズ船が過去最多となる29回寄港する。このうち国内に就航するクルーズ船として最大規模のMSCベリッシマが外国から直接入港するため、入国管理・税関・検疫の対応が求められている。

 秋田県庁では12日、港を管理する国や県の機関から22人の担当者が集まり対応を話し合った。県港湾空港課の菅原純課長は「コロナウイルス対策を各機関の役割と連絡体制を確認して、水際対策について万全を期したい」とあいさつした。

 韓国・済州島から秋田港へのルートで5回の寄港を予定しているMSCベリッシマの乗客は約4500人と見込まれている。5回とも朝入港し夕方に出港する日程で、秋田での滞在は約10時間。クルーズ船から降りる前に入国管理・税関・検疫をスムーズに進めなければならない。

 さらに新型コロナウイルスへの感染症対策が必須。現時点では済州島を出港する際に船から乗客乗員の健康情報を提供してもらい、秋田に乗客乗員が上陸する直前に感染の恐れがある人に対して検疫官がチェックする措置を取ることが考えられている。

 県港湾空港課の菅原純課長は「国の検疫所や県の保健所に対してきちんと対応し、感染拡大が起こらないようにしたい」と述べた。

 現在、横浜港内に停泊中の船内で新型コロナウイルスの集団感染が発生しているダイヤモンド・プリンセスについては2020年度、秋田港に5回寄港する予定。しかしいまのところキャンセルや変更などの連絡は県に対して寄せられていないという。