日本学術会議マスタープラン ILC 重点大型研究計画から外れる【岩手】

岩手県内への誘致が期待されるILC国際リニアコライダーについて、日本学術会議が国に提言するマスタープランが1月30日に公表された。

特に優先度が高いとする重点大型研究計画には選ばれなかった。

野中翔記者

「ILC実現に向けて重要となる日本学術会議のマスタープラン、分科会での検討結果が先ほど承認されました。重点大型研究計画に入るかが焦点でしたが選定からは外れました」

日本学術会議のマスタープランは、国が大型プロジェクトを進める場合のロードマップの下敷きにされている。

中でも特に速やかに推進すべき計画とされる重点大型研究計画は、各分野から一定数が選ばれる。

新しいマスタープランでILCは、次点候補にあたるヒアリング対象には選ばれたものの、31の重点大型研究計画の選定からは外れた。

達増知事は次点候補に選ばれたことを評価し「次なる段階に進展していくものと期待している」とコメントした。

また、一関市の勝部修市長、奥州市の小沢昌記市長も同じような見解を示している。

さらに県ILC推進協議会の谷村邦久会長も「ILC計画は着実に進展しているものと考える」と評価した。

国のロードマップは、2017年にも作成されたが、この時は、ヒアリング対象となった事案から審査に残ったのは65件中1件だけであった。こうした状況をみても、早期実現は厳しい状況といえる。