若い世代の新規就農者がV字回復!? 5年連続で200人越え 背景には行政の手厚い支援体制〈福島県〉

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福島県内で新たに農業を始めた人は5年連続で200人を超えている。

令和元年の新規就農者は212人でその8割以上が45歳未満、若い担い手が増えている。

不安定な収入や後継者不足という課題を抱える農業に熱い視線が送られる理由とは?

21日に福島県郡山市で開かれた新規就農フォーラム。

若い世代を含め農業に関心がある人たちの相談を受け付けていた。

なぜ、いま農業に注目する人が増えているのか?

背景にあるのは県と各市町村が行う手厚い支援。

収入が安定しないという農業のイメージを払拭するため、住む場所や農地の確保、冬場の就業サポートなどを行っている。

カスミソウ農家一年目の林玄三郎さん。

2019年は高温や長雨などに悩まされたが先輩農家からの栽培指導で無事収穫を終え、村の補助制度もあって収入を確保できたという。

昭和村宿根かすみそう農家 林玄三郎さん:「何をやったって不安は絶えないしどんな時も不安は絶えないんですけど、とりあえず突っ込んでみようって。若い人程まだリカバリー(やり直し)はできるので、どんどん挑戦していってほしいなと思います。」

福島県によると自分のペースで作業ができる農家のスタイルも若い世代に受け入れられる要因ということ。

《若い世代の新規就農を後押しする行政の手厚い支援はどんなものが?》

福島県内の様々な農業法人が米・野菜・果物・キノコ・花で最長4ヵ月の農業体験を受け入れていて、従業員として就農しやすい環境を整えている。

一方で、継承者をつくるために支援を打ち出す自治体も。

例えば、昭和村ではカスミソウの栽培方法を一年の研修を通して学べ、独立後には土地代や苗の購入費用の一部を助成する制度を設けている。

この他に、農業を始めて間もない若者が繋がりあえるグループが各地に作られていて、同世代で悩みや知識・技術を共有しやすい環境が整備されていることも要因と見られている。