入試制度ががらりと変わる!?「全受験生が5教科の学力検査受験を」秋田県教委に変更案を答申

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 秋田県の公立高校の入学試験のあり方を検討する委員会は16日、現在「前期選抜」「一般選抜」「2次募集」と3回実施されている試験のうち「前期選抜」と「一般選抜」の日程と問題を「同じにすべき」と秋田県教育委員会に答申した。

 入試制度の変更は時代の変化に応じた能力を生徒に身に付けてもらおうと進められていて、2019年7月、秋田県教委は教育関係者や外部の有識者で組織する検討委員会に入学試験のあり方を諮問した。

 これまで5回の議論が重ねられ、16日、委員長を務める秋田県立大学の高橋秀晴教授が米田進秋田県教育長に答申書を手渡した。

 現行の制度では試験が3回実施される。答申ではそれにより受験期間が長期化し、教育現場での事務作業の負担が増えることや、前期選抜での合格者と不合格者が分かれた後に同じ教室内で学ぶ難しさなどを指摘している。

 変更内容を現行制度とと比較しながら見ていく。

 前述のとおり、秋田県内公立高校の入学試験は現在「前期」「一般」「2次募集」と3回の試験が実施されている。

 2020年は前期選抜試験は1月30日。国語・数学・英語の3科目の学力試験か口頭試問、そして面接などが実施されるが、総合的に評価した上で合格者が決まる。

 続いて行われるのが一般選抜で3月5日が学力検査。この一般選抜は最も募集人員が多い試験。

 国語・数学・英語に加え理科・社会の5科目の学力検査と面接がある。

 そして最後に2次募集です。3月23日に面接などが実施される。

 答申では「前期」と「一般」の試験制度は残す、としながらも「試験日程」と「試験科目」を統一するのが望ましいとしている。

 仮に答申通り変更されれば、現在一般選抜を実施している3月上旬にすべての受験生が5教科の学力試験を受けることになる。

 さらにこの「前期」は総合的な評価というのがより重視される試験だが、子どもの個性や多様性を伸ばすため「前期」の枠の募集定員を増やすべきともされた。

 2次募集はこれまでと変更ない。

 秋田県教委は今回の答申をもとに制度変更の素案をまとめ、2月秋田県議会に提出する予定。

 その後、広く一般からも意見を募り、2019年度中に正案を発表したいとしている。

 案が承認されれば2023年度の試験から新しい制度が適用される。