福島銀行×SBI 地方銀行とインターネット金融大手が共同運営 メリット・デメリットは?

カテゴリ:地域

1月15日、「福島銀行」とインターネット金融大手の「SBIホールディングス」が共同で運営する店舗が福島県郡山市にオープンした。

低金利などの影響で厳しい経営状態が続く「福島銀行」は、2019年11月SBIから多額の出資をうけて資本業務提携を結んだ。

その狙いのひとつでもある〔収益力の向上〕にむけて開設されたのが今回の共同店舗。最大の特徴はネット金融と地方銀行、それぞれの強みをいかして提供される“地域の顧客に強いサービスと商品数”。

15日は関係者がテープカットをして支店の2階に設けられた「福島銀行SBIマネープラザ郡山」のオープンを祝った。

共同の店舗では、SBIがインターネット上で取引してきた金融商品を地方銀行の強みである対面販売で顧客に紹介し、投資信託や資産運用などの相談にも応じる。

SBIマネープラザ株式会社・太田智彦代表取締役「この地域に根差してフェイストゥーフェイスでしっかりと営業されて基盤を持たれているところは非常にお話をさせていただく中でも魅力的に感じましたので」

一方、福島銀行にとっては種類が豊富なSBIの金融商品を取り扱うことで、これまで以上に顧客へのサービスを広げられるメリットがある。

福島銀行・加藤容啓社長「お客様のニーズに合わせて色んな商品を選択できる、選択できる範囲が広がるという風に考えていただければと思っております」

遠方で窓口を利用できない顧客に対しては専門スタッフが最寄りの店舗まで出向き、対応にあたることにしている。

<福島県内で初めてとなるネット金融と地方銀行の共同店舗のメリット>

【対面販売】

きめ細やかな対応が可能で、ネット証券などに不安を抱えるシニア世代にも安心感を与えられ新たな顧客の獲得につながる。

【豊富な商品数】

ファイナンシャルプランナーの宍戸美香さんはこのように例える。

◇卵・・・顧客が預けるお金

◇調理する器具・・・福島銀行

◇レシピ本・・・SBI

これまで「福島銀行」は卵料理といえば価格も味も安定している卵焼き一本で勝負していた。

そこに、レシピ本の「SBI」が加わったことで、オムライスや茶わん蒸しなどのレパートリーが増え、様々な卵料理を提供できるようになった。

<選択肢が増えるのはいい事だがデメリットは?>

種類が増えれば自分の好みにあわない、価格と味が一致しない料理を選んでしまう可能性もある。

証券用語で【卵は1つのかごに盛るな】というリスク回避の格言がある。

資産運用を考えている人はこれまで以上に商品を選ぶ確かな知識が必要になってくる。