雪不足の中「雪中田植え」豊作祈願も春心配 秋田・北秋田市

カテゴリ:地域

 暖冬による雪不足が各地で懸念されている中、15日秋田県北秋田市で田んぼに見立てた雪の上に稲わらを植えて作柄を占う「雪中田植え」が行われ、雪が降らない実情に農家は不安を感じていた。

 北秋田市の綴子地区の「雪中田植え」は毎年小正月の1月15日に合わせた伝統行事で田んぼから雪を運んで作った雪の祭壇に稲を植えてその年のコメの出来を占う。

 ことしは雪が田んぼにほとんどない。祭壇を作るのにひと苦労も例年通り開催され、「みの」と「すげ笠」を身に纏ったJAの若手職員がわらと豆がらを束ねた稲を植えた。

 そしてわらぼうきで虫除けして、ことしの豊作を祈ったが雪が少ないことで農家が心配していたのは春先の水不足。

 農家からは「雪の降り具合で春先が心配だが、どんな状況でもおいしいものを届けたい。」と心配しながらも前向きにことしの意気込みを語った。田植えを担当した小坂亮太さんは「雪が硬かった。秋には豊作で喜べる年にしたい。」とことしの雪中田植えを振り返った。

 稲が真っすぐでも倒れても不作に、適度に傾くと豊作になるとされる占いの結果が出るのは2月1日。