伝統食にも暖冬の影響 「干し餅」を外に干せない… 秋田・横手市

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 暖冬が伝統食にも影響している。氷点下の風がサクサクとした食感を生み出す干し餅だが、気温が高く干せない状況に農家が頭を悩ませている。

 秋田県横手市雄物川町の上西野地区で、代々干し餅を作る佐藤春樹さんの小屋。

 保冷庫で凍らせた餅を鳥海山から吹く氷点下の風に3週間ほどさらして、サクサクとした食感を生み出すが、ことしは…

 「小屋に出すタイミングがあまりなくて、天気予報と相談しながら一生懸命マイナスの気温が続く日を見計らっているが、今シーズンはその点苦労している」と佐藤さん。

 日中の気温が高いと干し餅の品質が下がるため、現在保冷庫の中にある餅は2週間以上外に干せていない。

 佐藤さんは「最後はどうしても自然の力を使わないといけない。毎年良い物を作ろうと思っているが、天候が相手。その年その年によっていろいろ工夫しなければならず、毎年1年生のよう」と話す。

 出荷の遅れも懸念され、佐藤さんにとって天気予報とにらめっこの日々が続きそう。