“多頭飼育崩壊”などで“保護ネコ”増え... 長野市保健所に「新ネコ舎」 快適な新居にお引っ越し

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 長野市保健所に保護したネコを収容する「ネコ舎」が完成しました。より快適で開放的になった新居に、きょう14日はネコたちが「お引っ越し」しました。

 長野市保健所には現在33匹のネコが保護されています。けさは次々にキャリーケースに入れられ新居に向かいました。

(記者リポート)

「保護されたネコたちは、きょうから新しいネコ舎で暮らします」

 新しいネコ舎は「動物愛護交流棟」として5200万円で建設されました。ネコたちが過ごす展示室に並ぶのは、姿が見やすいようガラスばりになったケージです。実際に入って触れ合うこともできる1畳から3畳ほどの小部屋も3つあります。

(記者リポート)

「反対側の壁がガラスばりになっていて隣の部屋からこうして見ることができます」

中には「ステップ」と呼ばれる階段や「キャットウォーク」もあり、家庭に近い環境でのびのび過ごす表情も楽しめます。

長野市動物愛護センター・笠原美絵さん:

「(保護数が)増えたことや、収容期間が長くなった(ネコにとっての)環境を整えるため新しいネコ舎を作りました」

 これまでの保護施設は20年前に建てられ、犬とネコを同じスペースに収容していました。昨年度、保護した犬は79匹。一方でネコは203匹。犬の保護が減る一方、ネコは増え続けています。そこに拍車をかけるのが不妊手術を怠った結果増えすぎて飼いきれなくなる「多頭飼育崩壊」です。

長野市動物愛護センター・笠原美絵さん:

「(多頭飼育崩壊のネコたちは)手をかけられていないので、人なれという点で大事に育てられたネコより劣る。もらい手が見つからず、長くここにいるネコが増える」

 そんな背景から完成した新しいネコ舎。保健所はここで積極的にイベントも行い、正しい飼い方についても発信したいとしています。週末の土曜日には早速、お披露目会と譲渡会を予定しています。