カヌー水本圭治選手 悲願の舞台 五輪へ 2020年飛躍が期待される岩手ゆかりの著名人【岩手】

2020年活躍が期待される、岩手ゆかりのスポーツ選手などに抱負を聞く「2020飛躍」。

矢巾町出身で東京オリンピックカヌー競技の日本代表に内定している水本圭治選手。

オリンピックへの意気込みを聞いた。

鍛え抜かれた腕、分厚い胸板、そして爽やかな笑顔。矢巾町出身で県勢初の東京オリンピックカヌー日本代表に内定した水本圭治選手。

2019年8月にハンガリーで行われたカヌースプリントの世界選手権男子カヤックフォア500メートルでアジア最上位となりオリンピック出場を決めた。

花田アナ「(Q:内定決まった時どんな気持ちだったか?)」

水本圭治選手「率直に嬉しかった。長年の夢であったし、やっと取れたっていうのはあった。今までは味わったことのない(感情)。それまで張りつめていたものがバーンと解き放たれるような感じもあった」

2006年水本選手は不来方高校時代に出場したインターハイで男子カヤックペア200メートルと500メートル、そして同じ種目のシングルでも優勝し4冠を達成した。

そして2年後の2008年、初めて挑戦した北京オリンピックアジア大陸予選では1位と0.1秒ほど(0.176秒差)の僅差で惜しくも2位。

あと一歩のところでオリンピックの出場権を逃した。

水本圭治選手「完全に経験不足だなって思った。大人(シニア)になってからの初めての国際大会だったので慣れていないところがあったりして…」

シニアで様々な大会に出場し経験を積んで臨んだ2012年のロンドンオリンピック予選。そして2016年のリオデジャネイロオリンピック予選でも出場権を獲得することができず、オリンピック出場の夢はまたも叶わなかった。

水本圭治選手「自分の中では、もう落ちるところまで落ちたのかなという時期はあった」

そんな水本選手、転機となったのは母校の後輩たちと行った合同合宿だった。

水本圭治選手「その子たちがすごい前向きで、それがあって、また、一からすこしずつやっていこうと思ってからタイムも上がってくるようになった」

後輩たちが純粋にカヌーを楽しんでいる姿を見て水本選手も初心を思い出したという。

水本圭治選手「今まではオリンピックに出るとなると、やっぱり勝たないといけないというプレッシャーに押しつぶされそうだったが、最近はそういうのは逆にプラスに働くようになった。漕ぎたいとか勝ちたいとかそういう意識に変わってきて、今回の大会(オリンピック予選)前は取りに行くぞという心構えで臨めた」

そして迎えた東京オリンピック予選。

水本選手はカヌーを自分の手足のように乗りこなし、11年越しの夢をようやく掴み取った。

水本選手「去年はすごく調子が良くて、日本チームとしてもここ(東京オリンピック)必ずオリンピック枠取りに行くぞとなっていたので、それをしっかり取ってこられたのでホッとする気持ちもあった」

いよいよ半年後に迫った東京オリンピック。

長年の夢であったオリンピックに出場する水本選手に2020年の目標を書いてもらった。

水本選手「東京オリンピックでメダルを獲得します!見てくださってる方に勇気や希望や感動を届けることができるような熱いレースを見せられるよう漕いでいきたい。」

※カヌーの中でも種目がわかれているので解説する。種目は大きく二つ。

水本選手が出場するのは、平らで静かな水面をまっすぐ進むスプリントという種目で、1人乗り、2人乗り、4人乗りがあり、このうち水本選手は4人乗りのフォアで挑む。

一方、激しい流れの川を下って順位を競うのがスラローム。

そして、パドルの種類によっても名前が変わってくる。片方のみ水かきがついているのがカナディアン。両方に水かきがついているのはカヤックという。水本選手はカヤックに出場する。