夢の舞台は「ボランティア」 広島でも東京五輪スタッフの研修会

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開催年を迎えた東京オリンピック・パラリンピック。この夢の舞台を陰で支える国内外の20万人以上から選ばれたボランティアスタッフの思いを取材しました。

開幕まであと6か月に迫った東京オリンピック…。

都内で建設が進む会場は相次ぎ完成し生まれ変わった「聖地」は、木のぬくもりを感じる造りになっています。

そんな中、広島市では大会に向けてある研修会が開かれました。

【加藤アナ】

「東京オリンピックパラリンピックのボランティアの説明会場には、参加者の方が朝から長い行列を作っています」

「フィールドキャスト」と呼ばれる、大会を陰で支えるボランティア。国内外から応募があったおよそ20万5000人のうち8万人を選抜。中四国で唯一開かれた広島の研修会場には2日間でおよそ530人が参加しました。

【参加した大学生】

「お金が発生しないのに自分からやるってすごいと思う。とにかくいろんなものが見れたらというか、自分のためになったらいいかなと」

【大学生】

「結構消極的な性格だったんですけど、積極的におもてなしすることとか、東京2020を通して自分にできることを増やしたいなというのと、自分の力を試したいなと思い参加した」

一生に一度かもしれない自国開催の祭典で「新たな自分を見つけたい」という大学生…。

一方、こちらの男性は夢を追って志しました。

【荒金洋司さん(63)】

「オリンピックは若いころは目指したが、とてもじゃないが到達できない夢だったもので、今回参加させていただければ嬉しいなと思っている」

かつてはクレー射撃の選手として活躍し、夢の舞台を目指したものの叶わなかったという荒金さん。

「だんだん年取ってきて実際できるのかなとか思いながら最後はやってみようという気持ちでいる」

そしてもう1人、真剣な眼差しで講義を聞く女性の姿が…。横井桃子さん、31歳。

【横井桃子さん】

「(大会への)シミュレーションみたいなのはして駅で困っている外国人の方とかいたらなるべく話しかけて手伝うようにしています」

横井さんは、海外の顧客に和菓子を届けるなど日本の文化を伝える仕事をしています。

「海外旅行が好きでいろいろなところにいままで行ってきた中で海外の人に助けてもらったことがあったのでその恩返しが何かできればなとずっと考えていて、東京に開催が決まったので、これが恩返しするいい機会かなと」

夏に迎える大会期間中、競技会場や選手村などで、運営や選手移動のサポート、また海外の要人が快適に日本で生活できるようアテンドするなど、さまざまな活動を行う「フィールドキャスト」。

今回の研修は、3時間のプログラムでテキストを使いスタッフのコンセプトや心構えなどが講義された他、クイズやディスカッションを通して大会に関する知識を深めました。

最後には専用ノートに自分へのメッセージを書き込みます。

【荒金さん】

「とにかく一生懸命頑張るしかないなと」

【大学生】

「たくさんの人を楽しませるということ。そのためにまず自分が楽しむと!」

「フィールドキャスト」は3月以降に担当や派遣会場が伝えられ、内容が承諾された時点で正式決定となります。