大牟田の奇祭「臼かぶり」 水の入った木臼をかぶり放り投げる… 火事や災いのない1年を祈願 福岡県

カテゴリ:地域

「奇祭」として地元以外にも知られる大牟田市の正月行事、「臼かぶり」。

地域の力自慢たちがこの1年の平穏を願いました。

大きな木臼を抱え上げて頭にかぶり…渾身の力で、うしろに放り投げる!

大牟田市三池地区に伝わる、ちょっと変わった正月行事「臼かぶり」です。

臼かぶりの起源は、今から約150年前。

明治元年に地区の80戸が焼け落ちた大火事でした。

それ以来、住民たちは新年に水をかぶって火事が起きないよう祈るようになり、そこで使ったのが、当時、家々にあった「木臼」だったのです。

そのほかにも…

【中野会長】

「臼は昔から力自慢ということで、力自慢の祭りでもあったと思う」

幅広い世代が参加する地域の伝統行事。

最も重い木臼は80キロを超えています。

子供たちはバケツで加わります。

最年少は、6歳の男の子。

新一年生になる年に「力自慢」の仲間入りを果たしました。

「きれいだった。よく頭からいきました」

「この子の記憶にバッチリ残ってもらえれば、それがありがたい」

13日夜の大牟田市は気温7度…

かじかむ手とぬかるむ足元が参加者を苦しめます。

「パパがんばれ~!!」

「重たかった。色んな思いがある。60歳でしょう、今年。こういう祭りが孫の代まで続いたらいいなと」

大牟田市三池地区に伝わる「臼かぶり」。

火事や災いのない幸せな1年を願う思いと共に、これからも大切に守り伝えられていきます。