商業原発で全国初 定期検査中の伊方3号機で使用済みMOX燃料を取り出し【愛媛】

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四国電力は定期検査中の伊方原発3号機で13日遅く、プルトニウムとウランを混ぜた使用済みのMOX燃料を商業用の原発では全国で初めて取り出しました。

伊方3号機では12日に制御棒を吊り上げるトラブルがあったものの、四国電力は「問題ない」として作業を進めています。

四国電力によりますと、伊方3号機からの使用済み核燃料の取り出しは、13日午後9時に始まり、このうちプルトニウムとウランを混ぜたMOX燃料2体を、14日午前10時15分までに使用済み燃料貯蔵ピットへ収納しました。

本格的なプルサーマル発電で、商業用原発から使用済みMOX燃料が取り出されるのは全国で初めてです。今回は全部で157体の使用済み核燃料を3日間かけて取り出される予定で、このうちMOX燃料は16体です。

作業は当初13日午前0時ごろから始まる予定でしたが、準備の作業中に核分裂反応を抑える制御棒1体を誤って吊り上げるトラブルが12日に発生。

しかし四国電力は「放射性物質が漏れるなどの問題はない。トラブルの原因調査にも支障はない」として開始を遅らせて作業を進めています。

取り出した燃料は敷地内のプールに保管されますが期間は未定で、再利用の実用化の技術はまだ確立されていません。