最後の矢はわざと外す…なぜ? 種子島の新春行事「大的始式(おまとはじめしき)」

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島の平穏や無病息災を願い大的めがけて矢を放つ新春行事、「大的始式」が西之表市でありました。

「大的始式」は、室町時代、種子島家に招かれた弓の指南役が、宮中の行事を伝えたのが起源とされ、西之表市の栖林(せいりん)神社に500年以上にわたり受け継がれる伝統行事です。

たいまつがたかれた厳粛な雰囲気の中、当時の衣装をまとった6人の射手たちが、28メートル先の大的めがけて1人6本ずつ矢を放っていきます。

そして「満つれば欠くる」の戒めにより、師範役から「はずまっしゃれ」と声がかかり、最後の矢はわざと外されました。

見物に訪れた人たちは「初めて見たけど、すごく神聖で良かった」、「厳かで感動しました」などと話していました。