教員確保へ 県教委が採用試験を大幅見直し 宮崎

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宮崎県教育委員会は、公立学校の教諭の採用試験の制度を来年度から大幅に見直します。

定年で多くの退職者が出る中 今年の採用試験の受験倍率が過去最低となったためで試験制度を見直し人材確保にむけたてこ入れを行います。

小学校教諭の採用試験の倍率です。

2011年度は13,6倍でしたがこれをピークに下がり続け、今年度は1,7倍に。

過去最低となりました。

先月30日に開かれた教員採用試験の説明会では教員採用試験が来年度から大きく変わることが紹介されました。

小学校教諭の水泳、体育、音楽の実技試験の廃止、小・中学校の併願が可能になること、そして小・中学校・高校の採用試験で特定の免許や資格を持つ受験者に一次試験で加点すること、などです。

(教員を目指す学生)

「自分たちが採用される可能性が上がるということで、非常に興味深かった。」「資格ですね、他の資格も取ろうと思いましたし、特別支援に関することも加点がある他県と比べて受けやすいので、ありがたい」

見直しの背景にあるのが定年退職者の増加です。

10年前、170人だった定年退職者は昨年度は1,5倍となる268人でした。

この多くは小学校の教諭です。

(宮崎県教育委員会 教職員課 川越政紀 副主幹)

「現在(小学校教諭の)4割以上が50歳以上の方々という年齢構成になっていますので、この10年くらいは、ある程度の退職者が見込まれる。」

こうした状況に宮崎県教員委員会は、去年から受験資格を59歳以下までに引き上げました。

しかし実技が受験者に避けられる形となり対応を迫られました。

(宮崎県教育委員会 教職員課 川越政紀 副主幹)

「年齢制限を撤廃したんですが、その時に水泳の実技などがハードルが高いということで、試験をためらう、受験をためらう方の声も聞きました。そういったところで試験を受けやすい環境を整えていく意味で今回の変更に至った」

教員の質を落とすことなく幅広い人材が求められる中 宮崎県教育委員会では来月11日には初めて 東京でも説明会を行うなど、情報発信を強化しています。