避難所から"自宅2階”で新生活 浸水被害から50日あまり… 再建目指し"不安”と希望”が交錯 長野

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台風19号の災害を受けて、長野市が設置した避難所8ヵ所がきょう12月3日、閉鎖され1ヵ所に統合されました。これにより、仮設住宅や自宅などそれぞれの場所での新生活が始まりました。

きょう、午前8時ごろ…。

「おはようございます」

長野市赤沼の清水政行さん、みさ江さん夫婦です。50日あまりの避難所生活を終え、新たな生活が始まります。

清水政行さん:

「ここからまた始まる」

妻・みさ江さん

「長いような短いような。(夜)ここへ来ると励まされて元気をもらって、感謝している」

避難所を後にし、向かった先は住み慣れた自宅です。

庭には、濡れてしまった思い出の写真が干してありました。

妻・みさ江さん:

「ほとんどわからなくなって。子どもの写真が私たちにとっては一番大切な思い出」

子どもたちの成長などを記録したアルバムは40冊にのぼります。

清水さんの自宅はおよそ1メートル50センチ、水に浸かりました。1階は、泥のかき出しなどは終わりましたが、しばらく住める状況にはありません。

これから、しばらくの間、生活を送るのは2階のスペースです。

2人を待っていたのは、4匹の愛犬です。被災後、清水さん夫婦は、ペットを自宅に置いて避難していました。

妻・みさ江さん:

「アパートを探した。4匹はどこもだめと言われて、どこもアパートを借りられなかった」

民間のアパート、いわゆる「みなし仮設住宅」での生活を希望していましたが、ペットがいるため断念し、自宅2階での生活を選択しました。

こちらは、今は富山にいる息子が使っていた部屋です。

妻・みさ江さん:

「とりあえず電子レンジとオーブンがあれば大丈夫かと思って、何ヵ月になるかわかりませんが、息子の部屋を台所に」

自宅の再建を目指し新たな一歩を踏み出した清水さん。地域のコミュニティーの維持など不安も感じていますが、希望を持って生活を始めたいと思っています。

清水政行さん:

「私らの区でも、きのうこれからどこに住むかという連絡をとった。一軒ここから転居するって報告もらって、少しずつそうなっていくのかなと寂しさを感じた」

妻・みさ江さん:

「盆正月はみんな(家族)で集まってやっていたので、今年もみんなで元気に会いたいとおもっています」