コメが「セメント」の材料に!? 台風で浸水したコメ261トンを有効活用〈宮城・大郷町〉

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先週、台風で流出した「稲わら」をセメントの材料にするというニュースをお伝えしましたが、今度は「コメ」です。宮城県大郷町は台風で水に浸かり、出荷できなくなったコメをセメントの材料にする取り組みを始めました。

大郷町内にある農協の倉庫です。

高さ3メートル以上に積み上げられた袋の中には、台風19号で水に浸かり出荷できなくなった、大郷町内の農家のコメ261トンが保管されています。

記者リポート

「保管から時間が経ち腐敗した臭いも…。しかしこれがセメントに有効活用できるということで運び出し作業が始まりました」

処理の方法として、大郷町が打ち出したのは「セメント化」です。

青森県内のセメント会社の協力で、セメントを製造する際にコメを燃料の石炭と一緒に燃やし、灰をセメントの「材料」として活用します。

同様の取り組みはすでに大崎市が始めていて、台風で流出した稲わらを、岩手県内のセメント工場に運び、燃料や材料として再利用する試験が進められています。

JA新みやぎ 佐藤俊幸さん

「衛生面でも負担になっていたが、早期に解決するのはとても喜ばしいこと」

大郷町は1日20トンずつ運び出し、12月20日までに作業を終える見込みです。