福岡でナゾの国際電話相次ぐ… SNSで囁かれる「アセンション島」とは? 背後に犯罪グループか

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着信があったかと思うとすぐ切れる、なぞの国際電話が福岡で相次いでいることがTNCの取材でわかりました。

いったい何なのか、その実態を取材しました。

今、ツイッター上である不可解な現象がささやかれています。

「噂のアセンション島から電話きてた」

「着歴見た瞬間どこだよ!!ってなったw」

「+247」で始まる国際電話の着信です。

発信場所は日本から1万5000キロ以上離れた、南大西洋に浮かぶ火山島「アセンション島」。

温暖な気候に、青い海、自然豊かなこの島から電話がかかってくるというのです。

実際に着信があったという福岡市の男性はー

「+2475と出ていたので、なんかおかしいぞと思って」

「アセンション島と出ていたので…」

行ったこともなければ、見たこともない知らない国からの電話。

こうした例はこのところ急に増えているとみられ、TNCの取材ではほかにも中国やイタリア、トンガやスリナムなど20以上の国と地域から電話がかかってきています。

さらに取材を進めると、福岡市の女性には「あること」をきっかけに多数の着信があったことがわかりました。

【福岡市在住の女性】

「最初はナウル共和国って入ってました」

「とりあえずこの番号を履歴から消そうと思った時に、うっかり触って自分から発信してしまって」

「一日半ぐらいの間に、番号としては8つだが、回数としては10件以上かかってきました」

すぐに発信を止めたにも関わらず、その後バヌアツやガイアナ、サモア、中央アフリカ共和国といった国から、次々とかかってきたといいます。

誰がかけているのか、視聴者から提供された11の番号にTNCの記者が電話してみると…。

「すぐに接続できませんでしたと、出ました」

「おかけになった電話番号は現在使われておりません」

「なかなかつながらず」

「続いては中央アフリカ共和国に連絡してみたいと思います」

ほとんどの番号が不通…、あきらめかけたその時。

「ごらんください、これ通話中のマークになっているのわかりますか?音としては呼び出し音ですかね?ずっと鳴っています」

呼び出しのような音が1分以上流れましたが、結局、誰も出ませんでした。

謎が一層深まる国際電話からの着信。

目的は一体何なのか、専門家は背後に犯罪グループの存在を指摘します。

【ITジャーナリスト 三上洋さん】

「これは国際ワン切り詐欺と呼ばれるものです」

「ワン切りのあとに折り返してくる人。この国際電話料金の一部をとろうとする詐欺」

専門家によると考えられる仕組みは、詐欺グループがさまざまな国から日本の不特定のスマホに着信が残るように電話。

その番号に折り返すと、現地の電話会社は国際電話の通話料を得ることができます。

実はこの電話会社が詐欺グループと結託するなどしていて、通話料を得た報酬として詐欺グループにその一部をキックバックしている可能性があるといいます。

さらに、こんな驚きの被害も…。

「23万円ぐらいの請求が来ています」

請求書には23万円を超える金額が…。

【被害にあった人】

「モーリタニアの請求がきているので、モーリタニアの方になりますね」

モーリタニアからかかってきたという高齢の男性は、切り方が分からずそのまま放置したため、高額の通話料を請求されたとみられます。

【三上洋さん】

「どういった対策が必要になる?」

「まず絶対かけ直さない。かけ直すと高額な国際電話料金がかかる上に、相手にかけ直す人だと認定されてしまう」

「絶対にかけ直さないこと」

逮捕の事例もなくいまだ実態の見えない国際電話詐欺、「+」から始まる見知らぬ番号からの着信には警戒が必要です。