「焦らず取り組めば大熊町の未来は必ず開ける」 福島県大熊町の渡辺町長が退任 震災対応・町の復興に尽力

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役場職員から花を贈られた福島県大熊町の渡辺利綱町長。

3期12年務めた「大熊町長」を19日付けで退任する。

大熊町渡辺町長:「振り返ると決して楽ではありませんでしたが、多くの人との出会いがあり、色んな人に学ぶこと・教えて頂くことも数多くありました。」

原発事故後により町の全域が避難区域となった大熊町。

渡辺町長は、役場の拠点を会津若松市に移し、小中学校も避難先で再開させるなど町民の繋がりが途切れないよう力を尽くした。

そして今年春、役場を町に戻すなど復興に取り組んだ渡辺町長。

退任の挨拶でも震災への対応を振り返った。

大熊町渡辺町長:「立ち止まって考えることや振り返ることも当然大事でしたが、『ひたすら前に向かって進め』と自分に言い聞かせてきた8年8ヵ月のような気も致します。」

町民などへ感謝の言葉も述べた渡辺町長。

今後の町の復興については、「焦らず取り組めば大熊町の未来は必ず開ける」と期待を示した。

渡辺町長:「高齢者の方には安らぎの場であってほしいし若い人には働き甲斐のある、生きがいのある町に子供にはユートピア・楽園になれるような、希望に満ちた町になってほしい。必ず理想の大熊町ができると信じている。」

万歳で見送られた渡辺町長、今後は一町民として町の復興を見守ることにしている。