壁面に太陽光パネルのビル 雪国ならではのアイディア 【岩手・盛岡市】

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見た目が一風変わった環境にやさしい建物を紹介。

太陽光パネルを屋根ではなく壁に設置している会社が岩手・盛岡市にある。

そこには「雪国」ならではのアイデアがあった。

盛岡市の中心部に異彩をはなつ建物がある。

壁一面に太陽光パネル。

日差しを目いっぱい受けている。

日当たりは良さそうだが、なぜ市街地に…

しかも屋根ではなく壁に太陽光パネルを設置したのだろうか。

この建物はサプリメントなどを販売する川原商会のビル。

社長の川原康範さんに訊いた。

川原社長「大体の方が見上げて通っていく。壁にあたる太陽がまぶしくてなんかもったいないな」

10月から稼働しましたが、日が落ちてくると建物の陰になったりして、発電効率は屋根に設置した時の約4割。

しかし雪国ならではの狙いがあった。

川原社長「冬、雪が降って屋根に上って雪を降ろすとか考えた場合危ないですから、垂直であればそんなに雪も積もらないですし」

冬は雪に覆われないため年中発電ができる。

さらにパネルの掃除といった管理が楽になり「雪国」ゆえの悩みをカバーできる。

天気がいい日は40~50キロワット発電できると言う。

これは事務所で使うだけでは余ってしまう量。

そこで導入したのが電気自動車の最新式パワーステーション。

太陽光で作った電気を充電できるのはもちろん、電気自動車にためた電気を事務所の電力に使うこともできる。

いわば事務所で使う電気を車に蓄電しておくようなもの。

現在発電した電気を売る売電価格が低くなっていて「売る」よりも「使う」ことを目指している。

川原社長「日当たりのいい壁っていっぱいありますから、みなさんが1%でもこういう形で取り組んでいただければものすごい電力になる」

「雪国」岩手にできたパネルだらけのビル。

新しいエコの形として陽の目をみるかもしれない。

壁に設置するのは珍しいため、設置業者を探すのも苦労したという。