宮城県内散策ツアー「ブラみやぎ」 奥の細道をぶらり “宮城の達人”が現地案内

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ご当地検定「宮城マスター検定」の1級合格者と一緒に、宮城県内を散策するツアーが大崎市で行われました。その名も「ブラみやぎ」。知られざる県内の歴史や魅力を“宮城の達人”が現地で案内しました。

大崎市鳴子温泉の尿前地区。

やってきたのは、県が企画した観光ツアー「ブラみやぎ」の参加者たちです。

一行が興味深そうに覗き込むのは江戸時代の俳人・松尾芭蕉が、この地で詠んだ句を刻んだ石碑です。

『蚤虱(のみしらみ)馬の尿(ばり)する枕もと』。

宮城マスター検定1級 佐藤敏悦さん(69)

「『尿(ばり)する』は方言でおしっこ。地元の言葉を使った例もあるんですね」

「のみやしらみに加え、枕元では馬の小便の音がする」、寝苦しい旅の様子を表しているといいます。

こう解説するのは「宮城マスター検定」、1級合格者の佐藤敏悦さんです。

「宮城マスター検定」は、県内の歴史や観光の知識を問うご当地検定。

「1級」は2008年に始まり、延べ1400人以上が挑みましたが、合格者はわずか35人という超難関です。

宮城マスター検定1級 佐藤敏悦さん(69)

「歴史を掘り返して理解してもらうのが一番の目的」

“宮城に精通した達人”がガイドするこのツアーは定員40人に対して、90人が参加を申し込む人気ぶり。

ここ鳴子温泉は江戸時代、国境を固める役割を担った関所があった場所です。

佐藤さんによりますと、松尾芭蕉は当時、通行手形を持たずここを訪れ、厳しい尋問を受けたことから、苦い旅の思い出を先程の歌に詠んだそうです。

宮城マスター検定1級 佐藤敏悦さん(69)

「宮城の良さを宮城県民が知ることが一番重要」

「ブラみやぎ」は県内の魅力の再発見につなげようと、今後も開催が検討されています。