岩手大学のプロジェクト 初冬に直まき  田植え省き米作り【岩手・滝沢市】

カテゴリ:地域

初冬に、もみを田んぼに直接まくことで田植えの作業を省き、農家の負担を軽減しようという岩手大学のプロジェクトが19日、公開された。

農家の高齢化が進む中、岩手大学農学部のグループでは、春に集中する農作業の負担を軽減しようと、初冬にもみをまく試みを2018年から始めている。

19日は、学生など21人が4アールの田んぼに、品種や耐寒用のコーティングなど150通りの組み合わせが用意されたもみを植えていった。

直接、もみをまくことで春の田植えが必要なくなり、この時期に花などコメ以外の生産物を育てられるため、生産者の選択肢が広がる。

実験段階だが今回は、種を寒さから守る新たなコーティング技術を使い、2018年、25パーセントだった出芽率を35パーセントに引き上げたいとしている。

立柳農園の立柳慎光さん「将来的に面積の拡大や経営に役に立つのかなと思う」

岩手大学農学部植物生命科学科 下野裕之教授「春は忙しくて大変だから、この技術を早く普及してほしいという声は、いろんなところから問い合わせが来ている」

岩手大学では、今後も実用化に向けた研究を重ね、この技術を全国に広めたいとしている。