約2ヵ月遅れでサンマ初水揚げ 嬉しい反面…記録的な不漁 初セリ価格は”約2倍近く”〈福島県いわき市〉

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福島県いわき市の小名浜港には18日、今シーズン初めてサンマが本格的に水揚げされ、いつもの年に比べて約2カ月も遅い水揚げとなった。

小名浜港に水揚げされたのは茨城県沖で獲ったサンマ、26トン。

今シーズンは海水温の上昇などの影響でサンマは記録的な不漁に見舞われていて、去年に比べて約2ヵ月も遅くなった。

早速、行われたセリでは1キロあたり361円~415円と、去年の初水揚げに比べて2倍近い価格で取引された。

いわき市の中心部にある鮮魚店、おのざき平店では、早速水揚げしたサンマの販売を開始。気になる値段は1匹107円から140円、いつもの年とほぼ変わらない値段設定にした。

おのざき 小野崎幸雄社長:「利幅はやっぱりキツいんですけども、今まで食べてもらえなかった分、『今食べてください』という形で、お客様にはご奉仕したいと思ってます。」

おのざき平店では併設された食堂の人気メニュー、「サンマの塩焼き定食」の販売を休止していましたが19日から再開するという。

おのざき 小野崎社長:「やはり、小名浜で水揚げしたサンマをやはり地元の皆さんで食べてもらって今年美味しかったねと言ってもらえるようになればいいなと思います」

【福島県浜通りの郷土食材でもあるサンマ漁獲量は年々減少】

震災の影響で平成23年に激減し、平成27年以降はさらに落ち込んでいる。

中国などの乱獲も理由にあげられるが、一番の要因は海水温の上昇だという。

福島県漁業協同組合によると今後は、水揚げ量が増えて価格も安定するのではないかと期待を抱く一方で、先の見えない漁況に不安を抱えている。