「今年も必ずサケ漁を行う!」楢葉町のシンボルを守るために・・台風19号の被害からの復活〈福島〉

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福島県楢葉町の木戸川で今週始まったサケ漁。

台風19号でやな場が被害を受け、約1ヵ月遅いスタート。

15日は午前8時すぎに漁が始まり、10匹が水揚げされた。

台風で被害を受けても、関係者は「今年も必ずサケ漁を行う」と強い気持ちを持ち続けてきた。

全国有数の漁獲量を誇った楢葉町のサケ漁は原発事故の影響で休止を余儀なくされていた。

しかし、2015年に漁を再開し、翌年には稚魚を放流。

今年はこの時の稚魚が成長して戻ってくるタイミングだった。

木戸川漁業協同組合 鈴木謙太郎鮭ふ化場長:「おかえり。もう、ここまでよくきてくれたなっていう、そんな感じで捕獲できたことというのはうれしく思っています。」

水揚げされたメスは4匹。

早速卵を取り出して受精させ、来春の放流に向けて大事に育てていく。

台風で休止していた加工場は15日から再開。

サケを切り身などに加工、地元のスーパーやふるさと納税の返礼品に使う商品を出荷した。

木戸川漁業協同組合 猪狩久市副組合長:「欲を言えばもっと大量に入ってもらえばいいんだけど、まぁしょうがないよね。でもうれしいですよ本当に、1年ぶりに加工ができて。」

台風の影響で遡上がピークを迎える時期に漁を出来なかったことから、今シーズンの漁獲量の見込みはわずか300匹。

それでも、町のシンボルを守るためシーズン終了までサケ漁や採卵・稚魚の育成に力を注ぐ。

木戸川漁業協同組合 鈴木謙太郎鮭ふ化場長:「コツコツ4年後に向けて、1匹でも多く稚魚を放流できればなという思いで、これからも頑張っていきたいと思っています。」