墓地にも被害「息子眠る墓が・・・」 泥の撤去や建て直しが課題 長野

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千曲川の堤防決壊により「墓」も被害を受けました。墓地にたまった泥の撤去や先祖や大切な人が眠る墓の建て直しも、被災地の課題となっています。

地域をのみこんだ濁流。被害が及んだのは住宅や農地だけではありません。倒れた無数の墓石。泥も大量に残ったまま。決壊場所に近い「妙笑寺」の墓地です。

長野市の男性:

「見えます?『先祖代々ノ墓』って。何年かかるか知らないけど、基礎だけは残っててくれていたので、なんとか形になるかな」

この日、墓の状態を心配した人たちが足を運んでいました。83歳の矢澤さんもその一人です。

矢澤定夫さん:

「あっうちの、立ってる立ってる」

しかし、近づくと…。

矢澤定夫さん:

「うちの倒れてる。ない。また、建て直さなきゃだめだ」

墓石は倒れ、散乱…。

墓には祖母や両親、兄、そして35歳で亡くなった長男が眠っています。

矢澤定夫さん:

「ここしかないんだよ。どれくらいかかっても、建て直します」

その後、ようやく墓地の泥の撤去が始まりました。

ボランティア:

「持ち主の方が来てもどうにもこうにも。少なくとも(墓に)たどりつけるくらいになってると違うんじゃないか」

多くの大切なものに被害を与えた千曲川の氾濫。

墓地も元の姿を取り戻すまでには、時間がかかりそうです。