阿武隈川支流の堤防決壊  想定とは逆の「越水」が原因か〈宮城〉

カテゴリ:地域

想定とは逆の「越水」が原因とみられています。台風19号により堤防が決壊した、宮城県丸森町を流れる阿武隈川の支流について、県は11月8日、「冠水した水が住宅地から川へ流れ決壊した可能性が高い」と明らかにしました。

県は8日、18ヵ所で決壊した、阿武隈川の内川と五福谷川、新川の堤防の本格的な復旧工事に向け、専門家の意見を聞く技術検討会を設置しました。

この中で、県は18カ所のうち16カ所で、大雨により想定以上の水が田んぼや住宅地に流れ込み、その水が想定とは逆に川側へと越水したことで、堤防が決壊した可能性が高いことを報告しました。

通常、堤防は川の水に接する側を頑丈に作ることから、委員からは「住宅地側の堤防の作りも検討すべき」という意見が挙がりました。

河川管理施設等の技術検討会 田中仁 会長

「想定外というわけにはいかないので、そういうことにもある程度対応できる復旧の計画が必要になる」

この検討会は、8日を含め、年度内に4回開かれる予定で、工事の方法などをまとめ県に提案します。