沖縄・首里城の火災を教訓に 国指定の重要文化財の天徳寺で緊急の立入検査 秋田

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 10月31日未明、沖縄県の首里城で発生した火災を受け、国の重要文化財に指定されている秋田市の天徳寺で8日、消防隊員が出火原因となるような場所があるかなどを緊急に調べた。

 秋田市は、6日から市内の文化財で緊急の立入検査を実施していて、国指定の重要文化財・天徳寺には、秋田消防署の4人が訪れた。検査は沖縄県の首里城で発生した火災を受け全国の文化財に防火管理を徹底するよう求めた国の通知に基づくもの。

 検査では火災が起きた際に知らせるシステムや屋外に10ヵ所設置されている放水銃などを消防隊員が住職に聞き取りながらチェックした。また天徳寺では、現在本堂などの修復工事が進められている。首里城の火災では、電気設備が火元となった可能性が指摘されていて、隊員は工事現場に電気を送る分電盤なども調べていた。秋田消防署の猪股航也主席主査は「見える火種だけでなく、設備に付帯した電気設備での火災に備え、老朽化した際は適切に点検・管理して火災を未然に防いでほしい」と話す。

 秋田市には、検査の対象の文化財が17ヵ所あり、10月12日までに点検を終える予定。