浸水の被害は”歴史的な資料”にも…貴重な文化財を後世に残すため洗浄・復元 福島県内の文化財に被害

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福島県本宮市の歴史民俗資料館は、台風19号で阿武隈川が氾濫した影響で1階部分が浸水、2000点以上の史料が被害を受けた。

中には、県の重要文化財に指定されているものもあり、被害は深刻だ。

本宮市立民俗資料館副専門学芸員・長谷川正さんは、「福島県にとっても本宮市にとっても貴重なものですし、他にないものですからできるだけ再生したい」と話す。

特に作業が難しいのが、古文書など紙でできた史料。

1つ1つ汚れを落としながら、乾燥させていく。

こうした作業には、文化財の保存に詳しいボランティアも加わる。

「1つ1つが大事なものなので破らないようにして、これ以上劣化が進まないように気を付けるのが大変」だとボランティアの方は話す。

洗浄から乾燥まで3ヵ月かかるものもあり、展示を再開するまでにはまだまだ長い時間がかかる。

台風19号と先月25日の大雨では、他にも多くの文化財が被害を受けた。

白河市の国指定の史跡・南湖公園や南相馬市の県指定文化財・小高城跡では、土砂崩れが発生。

いわき市の国宝・白水阿弥陀堂は、池の水が溢れてお堂などが浸水の被害を受けた。

流出した文化財などはありませんでしたが、こうした歴史的に貴重なものをどう災害から守るのかということも課題の一つといえる。