焼き物の町・波佐見町 波佐見講堂を中心とした、まちづくりを考えるシンポジウム【長崎】

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土地区画整理事業が進む中、町並みや景観の保存にどう取り組んでいくか?

文化財を中心とした魅力ある町づくりを考えるシンポジウムが、このほど波佐見町で開かれました。

1937年に建てられた国の登録有形文化財・波佐見講堂です。

教会堂を思わせる造りで、現存する木造の公共施設としては九州最古。

去年、耐震補強を含めた大規模な改修工事が完了しました。

シンポジウムは、講堂や福重邸といった波佐見町内の文化財を中心とした魅力ある町づくりを考えようと、地域住民などでつくる協議会が開いたもので、約50人が参加しました。

講堂がある西ノ原エリアは、近年、カフェや雑貨店が立ち並び、長崎県内外から多くの観光客が訪れる人気スポットです。

シンポジウムでは、町づくりを進めていく上で、観光客と地元住民との調和を図るべきとの意見が出されました。

波佐見講堂・まちづくり協議会 河野 宏 さん 「あまりの観光客の多さで遠慮してしまって、地元の人たちは意外とここ(西ノ原)に足を踏み入れなくなってしまっている。地元の人、そして観光客の人両方がここにきてくれるような夢プランを、これからみんなと考えていきたい」

九州大学大学院 島谷 幸宏 教授 「この町で自分が買い物をしたり食べたり飲んだりすることを楽しめる町にするにはどうすればいいかを真剣に考える。それがまた、よその人が来ても楽しい町づくりだと思う」

西ノ原エリアでは、現在、道路や宅地の土地区画整理事業が進んでいます。

協議会では、まず歩道と車道のバリアフリー化や電柱や電線を減らすことなど、道路周辺の整備方法について町に要望書を提出したいとしています。