活性化を後押し!人気漫画「北斗の拳」とコラボ 原作者・武論尊さんの出身地 長野・佐久市 

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人気漫画「北斗の拳」の原作者・武論尊さんの出身地である長野県佐久市。「北斗の拳」と様々なコラボレーションが進められていて活性化を後押ししています。

(記者リポート)「ありました、ありました、『北斗の拳』の主人公ケンシロウのマンホールです」

JR佐久平駅前にある「北斗の拳」のキャラクターが描かれたマンホール。

観光客の増加などをねらい先月、市が設置しました。

(愛知から)「新聞で見たので。かっこいいですね、気に入りました」

さらにこだわっているのはその配置。主要キャラクターが描かれた7つのマンホールを結ぶと、主人公ケンシロウの胸に刻まれた傷、北斗七星になります。

(長野から)「もう最高。わざわざ来た、長野から」

(塩尻から)「きれいに描けていて感動しました。子どものころはケンシロウが好きだったけど、大人になったらジャギが好き。『俺の名を言ってみろ!』だっけ」

佐久市と北斗の拳の深いつながり。きっかけを作ったのは原作者で、佐久市出身の武論尊さんです。

(武論尊さん)「元気になるというか、少しでも佐久市というのがアピールできたら」

発行部数1億冊を超えるといわれる「北斗の拳」など多くのヒット作を手がけてきた武論尊さん。

故郷に恩返しがしたいと4億円を寄付し、漫画家を目指す若者を育てる塾を開講。

昨年から市内を走っているラッピングバスや、イベントで飛ぶバルーンなど「北斗の拳」で佐久をPRする様々な事業に協力しています。

道の駅にも北斗の拳とのコラボ商品が登場しました。

「さくしドロップス」です。中身は「サクマドロップス」で知られる、サクマ製菓のキャンディーです。

5月に第1弾の3000個が発売されましたが、缶のデザインと洒落の効いたネーミングでわずか1ヵ月で完売。

すぐに3000個を増産し、8月には第2弾の5000個が発売となりました。

第1弾と第2弾、缶のデザインには大きな違いが。

(道の駅ヘルシーテラス佐久南・荻原竜二さん)「第1弾がメインキャラで発売されて、第2弾がザコキャラ」

作中では、あっけなく倒されてしまう「ザコキャラ」がメインの第2弾。

「佐久に来い」と、叫んでいます。

(道の駅ヘルシーテラス佐久南・荻原竜二さん)「すごい売れ行きはいいですね」

すでに市役所に在庫はなく、残りは店頭に並んでいるものだけということです。

(客)「(いくつ買った?)3つです。東京(の家族)へのお土産です。佐久が元気になってますね」

先週末に開催された活性化イベント「ぞっこんさく市」でもコラボ商品が販売されていました。

キャラクターが精密にデザインされたタンブラー、コースター、そして一合枡。

枡とコースターにはファン納得の「台詞」も刻まれています。

スーパーに値段を入れて地元のメーカー「タク技研」が得意のレーザー加工の技術で作った製品です。

「ふるさと納税の返礼品にできないか」と市から相談があり誕生しました。

(タク技研・重田政士さん)「微細なところまで加工できるというのはウチの特徴でもあるので」

(客)「すごいですね作りが。もったいなくて、観賞用になっちゃう。ぜひ家に置いときたいくらい」

7月に発売され既に300セットほど売れたということです。

(一合枡を購入した客)「じゃあこれを一つ。(会社の)お客さまにお渡ししてもいいかなと、記念に。こういうデザインは面白いです」

(塾生)「髪の毛を細いペンで描いて、輪郭を太いペンで書くことを知っているんだね」

イベントでは、漫画塾の塾生たちと観覧者の交流会も開かれ、塾生たちが子どもたちに絵を指導しました。

これも「コラボ」の一つです。

(女の子)「高校生の女の子を描きました。楽しかったし、絵を描けたのがうれしかった」

(塾生)「もっとうまくなれる、もっと楽しく描けるということを、一緒に思えたらいいなと」

実は、イベントの告知ポスターも塾生が描いたイラストを使っています。

(イラストを描いた塾生・斉藤暁雄さん)「一枚で物語を感じられる絵にしたくて。武論尊先生の顔なんですけど、太陽になって佐久市を照らしてる」

武論尊さんの恩返しから始まった北斗の拳と佐久市のコラボ。

市はさらに街を活気付けようと新たな展開を画策しています。

(武論尊100時間漫画塾・伴野章夫運営委員長)「11月終わりごろには、発表できるんじゃないかと。今度は規模がちょっと大きいです。来年はファンの方にも満足いただける内容が出せるんじゃないか、期待してていいと思います」

どんな「コラボ」が飛び出すのか、ファンも市民も次の展開を楽しみにしています。