「多賀城跡」発掘調査で平安時代の豪華な「門跡」発見 権威を示す豪華な瓦屋根〈宮城〉 

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国の特別史跡に指定されている多賀城跡の発掘調査で、平安時代に建てられたとみられる「門」の跡が新たに見つかりました。権力の大きさを示すため、「瓦屋根」の豪華な「門」だったと考えられています。

「多賀城跡」は奈良時代から平安時代にかけて国の役所「国府」が置かれていた場所で、県と多賀城市が60年前から発掘調査を行っています。

今回、新たに発見されたのは平安時代に建てられたとみられる「門」の跡で、これまでこの場所に門があったことはわかっていなかったということです。

大きな柱を固定したとみられる穴や、大型の石がほぼ同じ場所で見つかったことから、穴を掘って柱を固定する「掘立式」で建てられていた門が、地下に石を敷いて柱を固定する「礎石式」の門に建て替えられたとみられています。

また、周辺から瓦の破片が数百個以上見つかったことから、「門」は瓦屋根だったとみられるということです。

「門」の大きさは高さ6メートル、幅10メートルほどで、当時、瓦は権力を示す象徴の一つだったことから、権威を示すために豪華な造りにしたと考えられています。

宮城県多賀城跡調査研究所 村上裕次 研究員

「通常、『門』は出入り口をイメージすると思うが、塀にとりつく門というのは、権威を表すものでもある。その門が新しい場所で見つかったのは、とても大事な発見だと思われます」

今回の調査結果は、10月14日午後1時30分から一般公開される予定です。