輝く高齢者の姿!高齢者がいきいき過ごす!そんな秋田は素晴らしい! 歳をとっても元気にダンス

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 高齢化率が全国で最も高い秋田県。こうした中、横手市に老後を楽しもうと結成されたダンスグループがある。元気なおばあちゃん地域の人たちを明るくする、その姿が魅力的に映った。

 マイケル・ジャクソンの名曲「スリラー」のメロディーに合わせた軽快なダンス。横手市の「山内唄おう踊ろう会」のメンバー5人。平均年齢は80歳。みんな横手市に住む女性たち。

 ひと際、軽快に腰を振るのは地元山内地区に住む高橋 弘子さん (76)は1980年に会を発足させ、その時から現在に至るまで代表を務めている。きっかけは、37歳の時研修旅行でヨーロッパを訪れた時に見た老人施設だった。

 高橋さんは「一番印象に残ったのが高齢者だった。自然に歳をとるとみんな老人施設に入る。そこで、何不自由なくきれいなところで暮らしていたが、何もすることがなくてぼんやり一日過ごしている高齢者を見た時に私の役目はこれかなと感じた」と当時を振り返る。

 高橋さんはどこか物寂しいお年寄りを目の当たりにし高齢者が輝ける地域を作ろうと使命感を抱く。これまでに76人のメンバーを集め「気が付いたら自分も高齢者になっていた」と話しながらも、表情からは生活への充実感も感じられる。

 地元の文化祭はもちろん横手市の内外のイベントで依頼を受け仲間たちとともに歌・太鼓・寸劇などを披露し笑顔を届けてきた。現在、会のメンバーは72歳から88歳までの5人。月2回、地元の公民館に集まる。ダンスの練習前テーブルにはお手製の漬物や旬の食材が並び、お茶を飲みながら会話を楽しむ。

 高橋弘子さんにどんな気持ちで化粧をしているのか聞くと「マイケル・ジャクソンに近づきたくて…。マイケル・ジャクソンはどういう風に化粧してたのかな」とぼやく。どのメンバーもマイケル・ジャクソンになろうと必死。でも、演目はこれだけではない。

 この日、高橋さんたちは横手市で開かれた語り部の会から出演依頼を受けステージにいた。熱く楽しく繰り広げられるステージは、観覧席の雰囲気までも変えてしまう。そんな力も感じられた。踊りを見ていた高齢の女性は「おもしろがった。私たちも88歳だが踊りをしてる。とても興味ある」と笑顔を見せながら話した。

 高橋弘子さんは「自分の身体の痛いところや悩みの話しをみんなですることで、あしたからまた元気になれる。私たちを見て元気になってくれれば最高。決して上手ではないけれども一生懸命楽しくやっていきたい」と、今後の活動に向け胸を弾ませた。

 高齢化社会で輝くヒーロー高橋さんたちの姿。そして、高齢者がいきいきと過ごせる秋田。素晴らしいと思いませんか。