「県畜産に一時代を築いた」 種牛・義平福の功績称える 秋田

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 秋田牛ブランドの確立に貢献してきた県の種牛「義平福」が10月引退することになり、10日秋田県大仙市で神事が行われ関係者が功績を称えた。

 「義平福」は2006年に秋田県羽後町で生まれた。

 

 子牛の体格とボリュームのある肉質が評価され2012年に県の種牛に選抜された。

 そして、子牛がその年に長崎で開かれた国内最大の和牛の品評会で全国2位に入るなど、義平牛は「秋田牛」ブランドの確率に大きく貢献した。

 2017年から足の蹄の炎症で歩くのが困難になり、9月からは食欲の低下とともに衰弱も見られ回復が見込めず引退が決まった。近く解体される。

 10日の神事では県や畜産業などの関係者約30人が玉ぐしを捧げるなどして労をねぎらうと義平福は立ち上がって歩き回わり関係者に応えているようだった。

 全国和牛登録協会秋田県支部の加藤義康支部長は「よく頑張ってくれたということでありがとうと感謝の一言しかない。秋田県の畜産に一時代を築いてくれたといっても過言ではない」と話した。

 義平福の子牛はこれまで約1万2000頭誕生していて、今後は直系の息子「義平清」などがあとを継ぐ。