武器は“無尽蔵のスタミナ” マラソンでオリンピックへ “東京”目指すランナー・大塚祥平選手 福岡県

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シリーズ企画「ジモトスター」では、東京オリンピックでの活躍を目指すアスリートをご紹介します。

今回は、花形競技マラソンの代表選考レースに挑む福岡の企業のランナーです。

オリンピック最終日を飾る陸上長距離の花、マラソン。

その大舞台を目指すランナー・大塚祥平(おおつか・しょうへい)25歳。

【大塚 祥平 選手】

「日の丸をつける選手になりたい」

オリンピックまで318日。

1歩ずつ進む、東京への道。

マラソン界のジモトスター。

8月、長野。

標高1800メートルを超える高原で、大塚祥平選手は合宿をしていました。

【大塚 祥平 選手】

「(走る距離は)平均1日40キロ。

 タイムではっきり結果が出るので、自分の成長も感じやすい」

大分県出身の大塚選手は、中学まではサッカー少年。

当時から走り負けることはなかったと言います。

【大塚 祥平 選手】

「(足を活かした)サイドバックは好きでした。

 フォワードはちょっと苦手でした。『どこにいればいいのかな』って…(笑)」

高校で本格的に陸上を始め、駅伝の強豪・駒澤大学に進学。

4年連続で箱根駅伝を走り、最後の年は区間賞に輝きました。

【大塚 祥平 選手】

「箱根駅伝は思い出の大会です」

大学卒業後は、九電工の陸上部に所属。

拠点を福岡に移し、マラソンランナーとしての道を進みました。

大塚選手最大の武器は、無尽蔵(むじんぞう)のスタミナ。

この日の練習は、緩急をつけながらトップスピードを上げていく強度の高いメニュー。

涼しい顔をしていますが、全速力で800メートルを10本走りこんだ直後なんですよ。

【大塚 祥平 選手】

Q・顔に出ない方?

「そうですね、あんまり出ない方ですね。

 最後はそれなりに追いこみましたけど」

走りでは抜群の力強さを見せる大塚選手ですが、性格は正反対なんだとか。

【大学時代の先輩 小山 裕太 選手】

「マイペースでのんびりとした性格だと思います」

【大塚 祥平 選手】

「…だと思います」

転機が訪れたのは、マラソンを始めて2年目で迎えた2018年の北海道マラソン。

自己ベストには届かなかったものの、日本人3位でフィニッシュ。

その記録は、またとないチャンスをもたらしました。

『マラソン・グランド・チャンピオンシップ』、通称『MGC』への出場権。

オリンピック代表3枠中、2枠を決める重要な大会です。

MGCは、国内5大会のどれかで基準をクリアした選手だけが出場できる、トップランナーの為のレース。

コースは、東京オリンピック本番とほぼ同じ。

代表選考であると同時に、オリンピックのテストレースでもあります。

【大塚 祥平 選手】

「素直にMGCへの出場を決められたのは嬉しかった。

 自分のやってきたことを全部出したいし、レース終わって納得いくような走りが出来たらと思います」

MGCでのレースプランは、持ち味のスタミナを生かした終盤のペースアップ。

コースの特徴に合わせたペース配分がカギとなります。

【大塚 祥平 選手】

「コース自体は後半の5キロから上りがあるので、そこで勝負したい」

仕掛けるのは、ラスト5キロの上(のぼ)り。

箱根駅伝で発揮した“上(のぼ)りの強さ”で、東京への道を目指します。

【大塚 祥平 選手】

「自分は上りがどちらかと言うと得意なので、しっかりそこまで力を溜めて、残り5キロで勝負したいと思います。

 みんな死にもの狂いでレースに臨んでくると思うので、ある程度離されても200~300メートルだったら全然追いつける距離。

 負けないように走りたいです」

~参考~

オリンピック代表が決まるMGCは9月15日日曜日に開催されます。

31人が出場する男子は、2位以内に入れば代表内定、コースもオリンピックとほぼ同じということで、非常に重要な大会です。