目指すは頂!東京五輪・新種目“スポーツクライミング” 久留米市出身・緒方選手に密着 福岡県

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東京オリンピックで活躍を目指す人々を紹介するジモト(地元)スター。

今回は、新種目・スポーツクライミングで代表入りを目指す“久留米の星”を取材しました。

【ジモトスター 緒方 良行(21)】

サーフィン、空手など5つの新種目が追加された東京オリンピック。

中でも今、急速に人気が高まっているのが、スポーツクライミング。

福岡県久留米市出身のクライマー緒方良行、21歳。

「僕の人生にとっては、正式種目に決まったのは大きなことでした。

 オリンピックで金メダルとれたらなと思います」

めざすは世界の頂。

スポーツクライミングのジモトスター!

緒方良行選手は、この競技では九州勢唯一のオリンピック強化選手。

日本を代表するクライマーのひとりです。

10歳でクライミングを始め、高校3年生で世界ユース選手権優勝。

本格的に競技者の道へと進みました。

「高校も進学校だったので、国立大学を受験する予定だった。

 世界ユース優勝をきっかけにクライミングだけに集中した」

より専念できる環境を求めて、福岡を離れてスポーツの名門・神奈川大学へ進学。

緒方選手をとりこにしたスポーツクライミングの魅力とは?

「なかなか登れないコースを、出来なかったのが急に出来たりする。

 登れた時の達成感は魅力のひとつ。

 腕だけで登っていくイメージですけど、実は全身使いますし、頭も使うので、スポーツだけどパズルみたいな。

 どうやったら登れるか組み立てる思考力は面白いと思います」

ホールドと呼ばれる、大小さまざまな突起が取り付けられた人工の壁。

選手は、このホールドを掴んで壁を登ります。

「小さいホールドが持ちにくいと思われがちですけど、全然そんなことなくて、小さいと意外と(指を) 引っかけやすかったり、逆に大きいと遠くから見ると持ちやすそうに見えるんですけど、握りこめないので、むしろ持ちにくかったりします」

オリンピック種目になったとはいえ、まだまだメジャーとは言えないこの競技。

4つの種目に分かれていることは、あまり知られていません。

速さを競う「スピード」。

クリアしたコースの数を競う「ボルダリング」。

高さと持久力勝負の「リード」。

そして、それら3種目の順位を、掛け算でポイント化する「複合」。

東京オリンピックではこの「複合」のみが行われます。

Q・自信は?

「あります。後は自信持っていきたいと思います」

勝負は“複合”のみ、代表枠はわずか2つ。

それでも緒方選手が自信を抱くのには、理由があります。

「1種目でも飛び抜けて強い、確実に1位を取れる選手がいれば、そういう選手も脅威になると思います」

“複合”では1つでも確実に1位を取れる選手が有利。

6月、ボルダリングワールドカップ…大会初優勝!

得意の種目で自信を深めます。

さらに、スピードでもー。

【場内】

「緒方選手は日本新記録をマークしました」

「ボルダリングとスピードは、ある程度戦える位置に来ている。

 いい勝負が出来ると思います」

その手に掴んだ、確かな手ごたえ。

東京オリンピックは、手の届く所まで来ています。

「東京という母国で、しかもスポーツクライミングにとっては初開催。

 全盛期で迎えられるのは恵まれたチャンス。

 絶対につかみ取りたいと思います」

1年後、私たちは目撃するでしょう。

緒方良行が登り詰める、世界の頂を。

~プロフィール~

緒方 良行(おがた・よしゆき) 21歳 身長172cm

福岡県久留米市出身 明善高校卒業

21歳ということで、2020年のオリンピックを全盛期で迎えることができます。

今後はオリンピック代表の選考試合となる、アジア選手権(2020年4月)や、コンバインドジャパンカップ(2020年5月)などが予定されています。

ここでぜひ、東京オリンピック出場を決めてもらいたいですね!