悲劇は繰り返さないで 土崎空襲から74年 追悼式で鎮魂と平和へ新たな誓い 秋田

カテゴリ:地域

 太平洋戦争の終戦前夜に多くの命が犠牲となった土崎空襲から74年を迎えた14日、秋田市で追悼式典が行われ、出席した遺族や大勢の市民が平和の誓いを新たにした。

 秋田市の土崎みなと歴史伝承館に常設展示されている爆撃の熱風で表面が溶けたコンクリートの柱。太平洋戦争終戦前夜の1945年8月14日、当時日本最大の製油所があった秋田市土崎地区には1万2000発もの爆弾が投下された土崎空襲では、約250人が亡くなったとされている。

 当時小学6年だった岩間久平さんが着ていた学徒服。岩間さんは空襲の数日後に亡くなった。学徒服を寄贈し、式典に毎年参加している岩間さんの弟の妻・明子さんは「戦争を体験した人たちが年々少なくなっている。式典や遺品の展示を通して平和の大切さを伝えられれば」と話した。

 式典の後には、地域の小中学生が平和のメッセージを読み上げた。飯島小学校6年の中川遥斗さんは「当たり前のように学校に行き、当たり前にご飯を食べられることが平和。みなさんにとっての平和とは何かを考えてほしい」と発表した。参加者は、平和の尊さを改めて胸に刻んでいた。