猛暑や少雨何のその 秋田県の新プレミアム米候補「秋系821」生育順調で開花

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 2022年度の本格デビューに向け試験栽培が進む秋田県産プレミアム米の新品種・秋系821は、猛暑や水不足の影響を受けず、生育は順調に進んでいる。

 「新潟県魚沼産コシヒカリを超えろ」を合言葉に、新たなエースとして秋田県が味にこだわって開発した秋系821。秋田市の農業試験場では、5月に田植えを行ったイネが8月3日、半数の穂が出る出穂期を迎えた。猛暑に少雨と作物には過酷な天候が続いているが、生育は順調で3日程度早くイネの花が開花した。イネはもみ自体が花となっていて、1つにつき1回だけ、しかも1時間程度という短い間だけ開花し、受粉するとコメへと生長していく。

 今年は高温が続いているため多くの作物で影響が心配されているが、秋系821はあきたこまちに比べて暑さに強いため、いまのところ影響は出ていない。秋田県農業試験場の川本朋彦上席研究員は「高温が長く続くと心配だが、これから平年並みの天候に戻れば大丈夫」と太鼓判を押す。

 今年は種を採る原種を作る前段階の原原種の栽培や栽培マニュアルの作成などを進めていて、本格的な市場デビューは2022年度の予定。