わが子を炎天下の車内に残さないで! 放置撲滅へ 秋田県警がスーパー駐車場で注意を呼び掛け

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 8月2日、富山市で車内に放置された子どもが死亡するなど、痛ましい事件が全国的に後を絶たない。秋田県内での同種事件発生を未然に防ごうと、秋田県警が8日、秋田市のスーパー駐車場で注意を呼び掛けた。

 午前中から強い日差しが照り付けたスーパー駐車場。この炎天下で車内に子どもを残したままにしないよう、秋田東警察署はPR用のティッシュを配りながら、買い物客に注意を呼びかけた。

 炎天下にエンジンを止めて窓を閉め切った車内の温度はどのくらい上がるのか。後部座席に子どもを乗せたままにした想定で、シートに温度計を乗せ実験した。午前11時時点の秋田市の気温は34.5度。車内の温度計は35.3度を示した。50分後には40.4度を示し、約5度上昇した。一方、警察はダッシュボードに温度計を置いた実験を行い、50分後には50度を超え計測不能となった。

 8月2日、富山市の駐車場に停めた車の中で、生後11ヵ月の女の子が死亡しているのが見つかった。女の子はエンジンを切った車の中に4時間置き去りにされていたとみられ、熱中症の疑いがあるという。警察は女の子の母親を逮捕している。

 秋田県内では、2009年8月に由利本荘市のパチンコ店の駐車場で11ヵ月の男の子が熱中症で死亡する事件があった。置き去りにした母親は逮捕されている。

 8日の駐車場のパトロールでは、子どもを置き去りにするケースは確認されなかったが、今後も暑い日が続くため、警察は警戒を強めている。秋田東警察署の里崎裕子さんは「車の中は非常に温度が上がるので、短い時間でも絶対に子どもを残したままにしないようお願いしたい」と呼び掛けた。

 秋田東警察署では、今後もパトロールをしながら注意を呼び掛けることにしている。