野生イノシシに豚コレラ感染の疑い 県内初の「陽性反応」 長野

カテゴリ:地域

長野県木曽町で豚コレラに感染した可能性が高い、死んだ野生イノシシが見つかり、県が対応を始めました。感染が確定した場合、養豚場への感染を防ぐ対策に力を入れる方針です。

(県園芸畜産課の会見)「本日、木曽町で野生イノシシの豚コレラの疑いの事例が発生した」

県によりますと、今月8日、木曽町で死んだ野性イノシシのオスが見つかりました。そこから組織を採取して県松本家畜保健衛生所が遺伝子検査を実施したところ、12日までに陽性反応が出ました。国の検査機関による確定検査は、13日に結果が出るということです。拡大する豚コレラ感染。野生イノシシの感染は岐阜、愛知、三重、福井で確認され、県内への拡大が懸念されていました。県は9月を目標に野生イノシシ向けの経口ワクチンを散布する方針を示したばかりでした。

(県の担当者)「何としても県内にまん延しないよう、協力して対策をしていきたい」

午後4時過ぎ、県庁で緊急に連絡会議が開かれ、対応が示されました。まず今回、発見された場所から半径10キロの範囲で捕獲された野生イノシシに検査を実施。感染が確定した場合は養豚場に異常がないか聞き取りを始め、通行規制や農場での緊急消毒、ワクチン散布の前倒しも検討するということです。

(県の担当者)「(野生イノシシが)養豚場に入らないようにするのが重要」

県内では今年2月、宮田村の養豚場と松本市の食肉処理施設で初めて感染が確認され、養豚場は2000頭を殺処分して先月、ようやく営業を再開したばかりです。