「おいでよ 俺たちの業界に!」 人材不足に悩む業界が高校の先生に仕事の魅力をPR 秋田県初の取り組み

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 一般向けの有効求人倍率1.50倍(秋田県・ことし5月)。仕事を探している人にとっては選べる状況にはあるが、働き手を探している事業所にとっては人手不足となっている。就職希望の高校3年生向けの求人が7月から公開されているが、人手不足に悩む業界が自分たちの仕事に目を向けてもらおうと、高校の先生にPRする説明会が12日、秋田県内で初めて開かれた。

 「建設業は自分が携わった現場が後世に残る仕事。恋人や家族に自分が作った現場と自慢できる」秋田県内の建設会社に勤めて3年になる小野航さんは、会場に集まった高校の就職担当の先生たちに熱弁を振るった。

 説明会は、人手不足に悩む業界が、就職希望の生徒を多く抱える高校の担当者に仕事の魅力や働き方改革、福利厚生などの働く環境への取り組みを紹介するもの。ハローワーク秋田が県内で初めて開き、建設・福祉・運輸・警備の4つの業界が参加した。これら業界の秋田県内の一般向けの有効求人倍率(5月)は、警備が5.75倍・建設3.61倍などと求人が求職者を大きく上回っていて、人材確保が急務。参加した4つの業界は、自分たちの業界に目を向けてもらおうと、現場で感じた仕事の魅力を紹介していた。

 福祉業界の代表としてPRした長崎麻未さんは「常に人から見られている仕事なので気にかけてくれる人がいる環境でずっと仕事ができる。それに対して自分が応えたいと思えるのがやりがいや充実感につながる。それが福祉の最大のアピールポイント」と訴えた。

 来年春に卒業する高校生の就職活動は7月1日に求人の公開が始まった。応募の受付は9月5日からで、9月16日から選考・内定が始まる。