中ア・ライチョウのひな全滅か 天敵が捕食?悪天候? 長野

カテゴリ:地域

中央アルプスで半世紀ぶりに確認されたニホンライチョウの5羽のひな。環境省は11日、調査の結果、5羽すべて死んだ恐れがあると発表しました。悪天候や天敵による捕食が考えられるとしています。

7月1日、中央アルプスで確認されたニホンライチョウの5羽のひな。中央アルプスでは1960年代に絶滅したとされていますが、去年、北アルプスから飛来したと見られるメスが1羽の生息が確認されました。生息地復活に向け、環境省はメスが産んだ無精卵と別の場所で採取した有精卵を入れ替えて温めさせ、ついに5羽がふ化しました。およそ半世紀ぶりのひなの誕生に環境省の担当者も喜んでいましたが・・・。

(環境省信越自然環境事務所・福田真さん)「1羽もいない状況を確認した」

11日の調査で親のメスは確認されましたが、5羽のひなは確認できなかったということです。悪天候による衰弱か、キツネやテンなどの天敵による捕食で死んだと考えられています。

(環境省信越自然環境事務所・福田真さん)「生き残ってもらいたかったが次に生かす作業が必要。捕食者対策事業などできることをやっていきたいし、卵の移植も含め、どういった方向で中央アルプスのライチョウ復活に向けた動きをするか検討をおこしていきたい」

環境省では今後、メスを見守っていくとともに、ライチョウを食べる動物への対策も検討していくことにしています。