「兄弟結婚できない」 静岡県内の元ハンセン病患者 改めて差別撤廃に願い 

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元ハンセン病患者の家族への賠償を国に命じた判決について、安倍総理大臣が控訴しない意向を示したことについて、県内の元患者はこれを機に差別がなくなるよう取り組んでほしいと話しました。

国の隔離政策で本人だけでなく家族も差別を受けたことを認め、国に賠償を命じた判決について、安倍総理は9日控訴しない意向を表明しました。

御殿場市の国立駿河療養所には、現在も元患者49人が生活しています。

駿河療養所自治会 小鹿美佐雄会長

「もう少し早くそういうことをやって欲しかったというのはあります。家族の方は本当に長い間大変だったと思うんです。兄弟も結婚できないなんていう話をたくさん聞きますからね。そういう人たちが少しでもなくなっていけばいいなと思うんです」

療養所の元患者の平均年齢は85歳。高齢化が進む中、偏見や差別をなくす対策を急いでほしいと訴えています。

小鹿会長

「これを機会にもっと啓発して、ハンセン病だけではなくて、他の病気に対しても偏見、差別が起こらないような形をとれるようにしてほしいです」