容疑者と被害女性は交際 経緯と警察の動きを解説 秋田・能代

カテゴリ:地域

 池島容疑者の車は9日午後5時20分頃に秋田県八峰町の道の駅の駐車場でパトカーに見つかり、その数分後、崖下に転落した。警察はこの時点で、事件の大筋を把握していた。

 警察は池島容疑者と佐藤さんが交際していたことを把握。2日、池島容疑者は、自分の実家で女性に暴行し警察が出動した。警察は池島容疑者を注意し、女性に被害届を出すよう勧めたものの、提出はしなかった。

 池島容疑者と佐藤さんは8日夜、知人2人と計4人で会っていた。

 9日午後1時前後に、池島容疑者と佐藤さんのそれぞれの家族から警察に行方不明の相談があった。警察は2日の暴行を把握していたので、事件性があると見て緊急配備を敷いた。そのすぐあと、池島容疑者から家族などに「女性を殺した」「自分も死ぬ」などと電話があった。警察は、この時点で殺人事件の可能性を視野に捜索態勢を強化した。

 パトカーが池島容疑者の車を発見、池島容疑者を興奮させないよう、サイレンを鳴らさずに追跡した。青森県警に協力を要請して池島容疑者を確保しようとした矢先に車が転落し、要請をする間もなかったという。

 警察が池島容疑者と対峙したのは、2日に直接注意した際とパトカーで追跡した2回。悲劇は防げなかったのか。

 警察は捜査を尽くした後、池島容疑者死亡のまま書類送検する方針。