女性は手で首を絞められた可能性 容疑者の男はパトカーに追跡され転落死 秋田

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 交際していた女性を殺害し、秋田県警のパトカーに追跡された容疑者の男も青森県の崖から車ごと転落して死亡した事件で、女性は手で首を絞められ殺害された可能性がある事が分かった。警察は11日、重機で車を引き上げ犯行の裏付けを進めている。

 事件は9日夕方、秋田・能代警察署のパトカーが追跡していた車が青森県の崖から転落し、乗っていた男女2人の遺体が見つかったもの。転落の衝撃で死亡した秋田市の池島修寿容疑者が、転落する前の8日深夜から9日未明の間に、能代市の佐藤麻美さんを殺害した疑いが持たれている。

 池島容疑者を知る人は「写真を見てすぐに池島容疑者だと分かったが、もっと普段はニコニコしている人。以前は飼い猫をすごく可愛がっていた。事件を知ってすごくショックで残念。どこで間違ったのか、あんなに優しくて笑顔だったのに」と話した。佐藤さんが働いていた飲食店の常連客は「話しをするとほとんど釣りの話。魚釣りが好きで、明るくて元気で話しやすい女性だった。今回の事件を知り、もしかしたらと思って店に来たら、自分の知っている麻美さんだったので悲しい」と惜しんだ。

 10日に警察が行った司法解剖の結果、佐藤さんの死因は首を圧迫されたことによる窒息死と判明。遺体についた痕から、手で首を絞められた可能性があるという。

 警察は11日午前、崖から約40メートル下に転落した池島容疑者の車を重機で引き上げた。今後引き上げた車を調べ、転落の経緯や原因などの裏付けを進める。池島容疑者と佐藤さんは交際関係にあり、2日には池島容疑者が佐藤さんに暴力をふるい警察に注意されたものの、8日には知人2人とともに4人で会っていた事が分かった。また池島容疑者は、車で転落する数時間前、家族などに複数回にわたって「女を殺した」「きのう殺した」「俺も死ぬ」と電話で話していた。警察は2人の足取りや犯行に至った動機や経緯などを調べている。